現代、スマホやタブレットがこんなに広く使われるようになって、ゲームでもコミュニケーションでも学びでも使いやすくなりました。
当然オンラインの学習はどんどん増えています。ただ、それがなかった時代でも選択肢がゼロだったわけではありません。
通信制高校、通信制大学は、いまのほうが数が増えたにしろ、選択肢としては存在していたのです。いまほど認知度が高くなかっただけで。
オンラインの学習が普通になってきたことで、通信制の学校の世間の捉え方も変わってきたような気がします。仕事と並行して学歴を取るためとか、通学では通えない環境の人のため、とか補足的な立ち位置から、選択肢のひとつとして並ぶようになった気がします。
通信制大学を渡り歩きました
① 手書きでサポートを提出し、科目試験は実地、スクーリングも実地
② オンライン小テスト、試験もオンライン、スクーリングはメディア振替も可
③ コース全体オンライン、海外、英語で
タイプが全然違う通信制大学を経験しました。
海外通信制大学はどんな感じ?
③はUniversity of the peopleです。戻るかもしれませんが、あまりに初期に入りすぎていろんなところが整備途中な感じだったのですよね。
問い合わせがチューターによって答えが違ったりずっと返信来なかったり(もちろん、的確に答えてくれる人にあたる場合もあります)、ボランティアだったからなのかもしれませんが、初期は当たりはずれがありました。
その後入学した人のブログとか見ているとだいぶ改善されたようですが、生徒同士の評価システムの問題や、たまに評判のよろしくない教授に当たることもあり、間違いやおかしいと思うことをアピールするのが苦手な日本人にはちょっと難解な環境かもしれません。(学習内容ではなく)
昭和25年に認可された、古くからある定番の通信制大学
一番最初に入学したのは、老舗?という言い方がどうかは別として古くから通信制大学を置いている大学でした。
毎年夏、それも暑い時期の東京(と神奈川)にスクーリング、という点を除けば、個人的には一番勉強っぽくてすきでした。
ここも近年はインターネットを活用した授業も増えてきていますが、当時はまだ手書きかワープロ出力のレポート提出。
手書きしかダメな教科もありました。
テキストはそれこそ、the 教科書、みたいな感じで面白味がなかったのですが、いろんな資料を読んでまとめていく感じ、まさに勉学、という感じでした。
スクーリングも、夏の東京という点はマイナスなのですが、それでもあの「慶應大学」に普通に学生証アリで入れるのですから、得した気分になります。売店にて、ムダに慶應のマーク入りのスケジュール帳とかマグカップとかを買いました。
それでも、学費は通学よりずっとずっと安い。
卒業率はすごくすごく低いです。卒論も必要だし、スクーリングも必要。けれども、大学生活じゃなくて、ちょっとの「大学内生活と学ぶこと」がメインなら、とてもおすすめの通信制大学です。
ちょっとだけ単位をとったオンラインメインの国内大学
オンラインで取れる単位が増え始めたころ、オンラインメインの通信制にちょっと所属しました。
動画をみて、テストを受ける、というような。
内容が高度ではないため、逆に飽きる。
大学の単位としてまで、わざわざ勉強する内容ではないかなと感じました。どちらかというとMOOCSで無料で得られる情報のほうがまだためになります。
オンラインメインで単位が取れると、社会人が生活・仕事しながらには都合がいいですが、レベルの低いところがある気がします。大卒だけをとって、その先に大学院なり資格なり考えている方は、さくっと大卒になるのに活用はよさそうです。
通信制高校のいま
通信制高校と、その日々の勉強を地域でサポートするサポート校(学習提携校)があります。
現在は、不登校からの編入で、大人になってから高卒を、などだけではなく、芸能やスポーツ、アート、ダンス、海外などを選択したい子が同時に高校卒業資格をとるためにも活用されています。
学校によっては就職に結びつくような資格のサポートや体験も行っていて、普通高校より仕事に直結した学習ができることも多いようです。
バイトや在宅ワークをしながら、お金をためて通信制高校や通信制大学に通う。そういう方法も工夫できるのも通信制のよいところですね。