学校の学び方が多様化してきて、不登校・学校を選ばない子が選ぶもの=ホームスクーリング、みたいな風潮になっている気がします。
このサイトでは大人の勉強や復習にもホームスクーリングを紹介しているし、通信制大学などまだ小・中・高生には関係ない内容も書いています。
こどもたちには、先にこういう方法があるよ、ということを知っていてほしいし、大人たちはいまほどオンラインが発展してなかった時代に「学びのピーク」を迎えた世代なので、いまの便利なICTを活用してビジネススキルのアップだったり、学び直し、リカレント、老後の勉強など「学びを楽しむ」ことに情報を使ってほしいなと思うからです。
同じように、別に学校に通わない子だけが活用するものでなくていいはずのホームスクーリング教材。使わないのはもったいないのでは、と
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自学自習に最適なホームスクーリング教材
日本の不登校用教材だと、学校の内容をオンラインにする、とかそういうものが多いので、学校に行っている子にはあまりプラスの価値がないでしょう。
ホームスクーリング教材は、親や先生役の人が教えるためのテキストも販売されていますが、基本自学自習がしやすいように作られています。
そうすると、単に学校内で勉強して、家庭学習を強化したい、自学自習には本来最適なものだと思います。
もちろん学校に行っていると、学期中はテストや宿題で忙しいでしょう。
ただ長期的視点での学習や、夏期・冬期の休みなど時間があるときにやるものとしては、学校外の学び、だと敬遠しているのはもったいない気がします。
ホームスクーリングではなく「家庭学習用教材」とでも呼ぶようにすればもっと身近になるでしょうか。
「ホームスクーリング 教材」で日本語で検索してみましたが、どれもだいたいつまらないものが多いですね。(学校の勉強と変わらないという意味で)
せっかく余分に勉強するのであれば、ちょっとテイストが違うものの方が面白いのではないかと思ったのですが。
となると英語関連の教材を活用するしかないのですが、2020年からの英語必修と兼ねあわせて、必要性と考えて、英語の教材で勉強していくか、教科学習(英語を絡めないで日本語で)に絞るかによって、このサイトで有効な情報をお知らせできるかは変わってくると思います。
英語で「勉強」する場合 小学生は親のサポートが必要
インターに通っている、とか海外在住だった、というわけでなければ、英語で勉強しようと思ったときにやはり親のサポートは必要でしょう。
もちろん、英語がわかっている方がサポートはしやすいと思いますが、「調べ方」「教えかた」を理解していることのほうがより大事な気がします。
最近はいろんなことをgoogleやyoutubeが教えてくれます。小さい子たちでも「動画」の見かた自然に習得していたりします。
だから細かいことは抜きにして、理解するのにどんなツール(オンラインに限らず)が必要かを大人が知っている程度でよいのではないかと思います。
たとえば辞書が必要とか、これを使うには課金が必要とか、全体の内容を知るにはgoogle翻訳使える、とか。あとは内容が面白ければ、こどもたちがやり方を見つけていく。
大人は変に料金が発生しないようにとか、個人情報打ち込まないとか、変なサイトに繋がらないようにとか、「危険」に関する部分だけ責任をもつ。
一見遊びのゲームからでも十分勉強になる
オセロとかカーレースとか、パズルとか。
そういう単純なゲームの英語サイトとかも結構あります。
日本語でやったら、それはまあ単なる暇つぶしな感じになってしまうのですが、英語サイトでやってみると、それはそれで勉強になります。
(但し課金と下の表記には気をつけて)
どこ押したらスタートするとか、どこにヒントが書いてあるとか。
最初はやみくもにいじっていても、そのうちちゃんと点数を取りたくなったり、レースで勝ちたくなると「ルール」の部分を読もうとしたりします。
そこで辞書を使うかgoogle翻訳などを教えてしまうか、それは年齢や興味の度合いを見て親が決めたらいいと思います。辞書の方が勉強になるとはわかっていても、すっごい長文だったらゲームをしたい!が冷めてしまう。そうすると調べる欲も下がってしまう。
それは家庭教育の良い点で、微妙な変化を見ながら大人が合う方法を模索してあげればよいと思います。
学校や塾など他者に投げっぱなしだった家庭教育
なかなか学校に通っていると、こどもの「学び」の部分を観察して、微妙な変化を感じ取る時間を経ないでこどもたちが大きくなってしまうことが多いです。
学校では個別に対応してくれるわけではなく集団指導のため、一人一人の理解度に合わせて対応することは難しいです。
やっとひとり一台PC設置のニュースなどが聞こえてくるようになり、書字障害などの学習障害に対しても優しい学習にはなっていくのではないでしょうか。
学校が終わったあとの勉強にしても多くが塾やネットコースなどでしょう。
勉強がイヤ、というのは外から与えられたことをこなすことが多いからかもしません。その負荷はその子に最適なのか、などは学校も塾もあまり見てくれません。ラッキーに良い師に巡り合えたときくらいでしょう。
合格する、など結果がまず第一目的です。
それが悪いという意味ではなく、学校や塾の役割はそれでいいのでしょう。本来、家でもっと教育がされていた時代にくらべると、こどもの「学び」なのに家庭ではなく他者に投げすぎていた部分がいままでのしばらくの時代あったのではないでしょうか。
全て家庭でやる必要もないというのはわかった上で、「進路相談」だけが家庭教育ではないということ。自学の部分がもっと社会にでてからの仕事にとっても大事だということ。
もう少しおとなも家庭教育(教えるという意味ではなく)に対して興味やサポート、情報収集をしていってもいいのではないのかなと思います。
塾が効率的な合格対策をするように、合格が目的ではないこどものタイプを見極めて、合う学びをさせてあげる、見つけてあげる。
教えることは他者でもいい。ただ選ぶことはもっと家庭優先でやっていってもいいのではないかなと思います。
長期休みにおすすめのホームスクーリング
長期休みに遊ぶタイプではなく、勉強をたくさんする家庭であったら、それはある意味、期間限定ホームスクーリング。
学校の教材のリピートばかりではなく、より理解を深めるような、学ぶこと自体に関心が向くような、そんな深い学びを経験したほうが、進学のための学びも意味が理解でき、真剣度も増すのではないでしょうか。
進学のためにも使えるホームスクーリング教材。英語も一緒に学ぶことが前提になりますが、随時ご紹介します。