Uopeople

留学未経験者にはUopeopleは難しい?|なぜUopeopleには留学経験がないと続けにくいのか

いま現在は忙しくお休みしているのですが、情報はチェックしています。
Uopeopleのように「授業料無料」ではないですが、オンラインのコースを置く海外大学も増えてきたので、お休み後戻るのか、違う選択をするのか考え中です。

ただ、別の海外通信制を選択するにしてもUopeopleで経験したことはとても有益だし、単位も場合によってはトランスファーできます。

Uopeopleで困ったことはおそらく別のところに入学しても困る点だと思うので、今後の方針も考えつつ整理してみました。

その1 気の利いたコメントができない!

オンライン上で文字でのやり取りになりますが、discussionの授業や、written assignment などのタスクではクラスメートの回答や意見に、コメントを入れることも評価に含まれています。

意見や感想はたくさんあるのに、Good!などばかりで済ますと評価が悪くなる可能性があります。
英語ネイティブの人がGood!ばかりで楽しようとするのと、英語圏じゃない生徒が「うまく表現できないから」とGood!で済ませようとするのと違うはずであっても、そこはハンデがあるクラスルームではないので、下手なら下手なりにベストを尽くした意見を書かないと「楽している」と思われる可能性があります。

インストラクター次第ではありますが、異文化の学習に理解のある方なら多少質問とか受けつけてくれるかもしれませんが、専門的知識だけでインストラクターになったような方にあたると低評価をつけられる可能性があります。(どこの国でも同じようなもの)

褒めたいときに違う表現がしたい、とか深い考察ですごいですね!って書いたら上から目線だろうか、とかそういうニュアンスや感動を伝えたいような表現を文字でしなければならないとき、帰国子女や留学体験のある人は、日常会話で吸収している部分があるんだろうなと思うので、留学経験なしからのUopeopleはその辺が難しいと感じました。

その2 日本人の常識を外しきれない

仮に中卒、高卒など大学に関わることがなかったとしても、日本にいると一般知識としての「大学」の概要って漫画でもドラマでも入ってくると思います。

ところが留学した人には一般的でも、それが特にどこかで共有される機会もない限り、海外大学の「普通」「常識」ってなかなか情報が入ってこない。

きいたことはあっても具体的に活用しようと思ったときに詳細がわからない。
どこまでが質問していいことなのか、自分でやることなのかわからない。
きかないことが努力とみなされるのか、質問を怠る怠惰とみなされるのか、そんなコモンセンス。

どうしようもない事情(冠婚葬祭とか)で提出が遅れることは可なのか、とかチューターにはどの程度の質問していいのか、とか。
評価がどうしても納得いかない(出題がおかしいとか、テキストにないものが出たとか)ときは、どの程度appealしていいのか、とか。

結構適当な自分でも、我慢、が努力だと、どっか根っこに刻まれてしまっているというか、その辺反論せずに、自分の成績が下がることのほうを受け入れてしまう、日本人気質。

実は勉強の内容より、英語より、これが一番困惑しました。
自分のなかにある日本人気質。
もっと自分で成績を取りにいかなきゃ、情報をとりに行かなきゃ、意見を出していかなきゃ、その意見は「ない」と同じ評価になってしまう。

普段の生活が、完全な「日本社会」にいるままに、海外のひとたちとの勉強になるので、その辺の自分の価値感の切り替えが難しいと感じました。

もちろん大学のシステムや評価の違いも、慣れるのは大変なのですが、カタログには書いてあるのです。探せば。ただそれをどの程度、どういうふうに、と実行しようとしたときに、日本人気質が疑問をいっぱい連れてくる。

日本人からのスイッチの切り替え工夫しないと気持ちが疲れるなと感じました。

その3 なんとかやれてきた文法の基本が問われる

Essayのかたちのようなタスクが毎週あるわけですが、それはインストラクターが評価をつけるのではなく生徒同士で評価するシステムがあります。

提出したエッセイがシャッフルされて、他のひとの分を評価したりコメントをつけたりする。
当然、どのエッセイを書いた人がどの国の人かなんてわからないので、英語ネイティブか非ネイティブかの背景はわからないわけです。

そうすると一律の判断基準で「英語のエッセイ」が評価される。
当然文法のミスが多ければ指摘される。
日本国内のビジネス英語でなんとかうまく「ビジネス」をこなせてきた人でも、根本的な力をおろそかにしてきた場合にそれが露呈します。

英語メール、とかなら「通じる」ことがメインだけれど、学術的な論文に繋がるエッセイなので文法のちょっとした違いが意味の違いにもなってくる。
関係代名詞だとか、aなのかtheなのか。
中学生でならった基本の基本のようなもの、しっかり身につけてきた場合と、点数は取れるなんとなくこなせてきてしまった場合とで大きく差ができる点かと思います。

留学だと、異文化に移ることで「サバイバル」として身につけなくてはならないけれど、国内通信制版留学の場合は、そこを苦労して身につけずとも毎日の生活は進んでいく、という違いがあるので切迫感が変わってきます。

まとめ

もちろん、成績や卒業することも大事ですが、たとえば直に留学を目指して、ホームシックと英語力と環境変化に一度に対処して消耗するエネルギーを考えると、ほんとの留学をできる人も、Uopeopleのような場で、英語やシステムに慣れ、実際に留学した際にはホームシックとだけ戦えるようにしておく、っていう使い方もできるのではないかなと思っています。

全てを新しく挑戦するのもいい経験ですが、事前準備したからの方が留学自体を楽しめたり、専攻したい分野に集中できるという場合もあるでしょう。

方法をどう使うかは人それぞれで、わたしもこのまま続けるのか別の方法を見つけるのか、考え中です。

 

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まなびが苦手ではないはずなのに「学校」というなかでの学びによって、苦手になっていくのはもったいない。 家にいながら世界に触れて世界を知りつつも、それぞれの子なりの学びの方法やペースで成長していけるような環境を提供していければ、自分の経験や通信制高校・大学、海外のまなびの情報を提供しています。