ずっと不思議なのですが、なぜ普通の受験や難関校の試験対策や家庭学習に「ホームスクーリング教材」を活用しないのかなと。
グローバル教育やサイエンス重視のSTEM教育に関心が高い教育ママだったり、塾なら質のいい教材を見つけられそうなものなのに。
点数に直結しないから選ばないのかもしれないですが、これからは「考えれる人材」が必要な時代だし、長期に計画して家庭学習に組み込めばバカロレアなどの認定校を目指すのにも役立つはずです。
日本の教育は何周か遅れている
2000年代後半、一部の雑誌ではグローバル教育の一環としてバカロレア認定校を○○年までに200校設置する!ということが書かれていました。
注視していたけれど、その目標とした年までに設置されたのは40弱だった記憶があります。
いまやっと、アクティブラーニングやプロジェクトベースドラーニングなど、自主性を重視した教育内容になりつつありますが、動きを見ている限り「アクティブラーニングをさせる」であったり課題をみつけさせる、であったり、「使役」の域をでない日本の教育の型のままのことが多いです。本質を理解していないのでしょう。
ホームスクーリングも然り。
ギフテッドや特別なスキルのある子が選択していたりすることもあり、各家庭のスピードに合わせられるかたちの学びのはずですが、不登校の子のみが選択しているようなイメージが日本ではついている。
だからでしょうか。難関校を目指すような家庭が家庭学習としてホームスクーリング教材を推すのは多くない気がするのは。
学校で学んでも外で学んでも質の高い学びは必要
わたし自身は小学校や中学校から受験や難関校のための勉強には関心がないのですが、それとは別にやはり、学ぶ機関によって学習のレベルや質が違う、だから質のたかいところに、というのは理解できます。
多くの場合、理解はできるけど共感しないのは、そこに「こどものほんとの意志」がないことが多いからです。親の期待に応えて、とか親を喜ばせたいとか怒らせたくない、とかそういった理由で「頑張っている」場合が多いように見受けられるからです。
ただ、質のいい学習に触れる機会に挑戦させることは必要なことかもしれないので、こどもに目指させたい気持ちもわかります。
質の高い学び、にこだわりが強い家庭がなぜホームスクーリング教材を活用しないのかなと思います。もちろん、ただの反復になってしまうような普通の教材もありますが、良い教材も探せます。
自学・家庭学習の力をつけたいのであれば、マネージメントや教えかたのスタイルも確立されているホームスクーリング教材って、とても有効な手段な気がするのですが。
塾代、送り迎え、余白のないこどもの時間。
それを自宅でやれたら、親の時間もこどもの時間も余裕が生まれるのではないでしょうか。
質のいい学び=効率的。
ただただ長い時間をやることが質のいい学びでもないし、余白がないと新しいことって入りません。
塾ソムリエなるものもあるそうです。(驚)
では、わたしはホームスクーリングソムリエとでも名乗りましょうか(笑)
不登校以外でも、どんどんホームスクーリング教材活用していってほしいなと思います。