不登校といえば、「原因はなに?」「行けなくてかわいそうね。」といった言葉をよく受けますが、
きっかけはあったにしろ、本当の原因はわからないものです。
そして、運動会、修学旅行、音楽会、出れなくてかわいそうというのは大人側の感情の押し付けな気がします。参加したくて、残念という子もいれば、特に関心のない子もいる。学校の行事に参加できない=かわいそう、の公式を子供のなかに作っちゃいけないのではないでしょうか。
参加できたら楽しい、参加できなくても、人生のスパンで考えたら大きな問題ではない。
本当は、学校行事にも参加でき、普段はホームスクーリング、そんな学び方もできたら、子供たちも、どちらかを犠牲にせず、学び方を選択できます。
が、今は学校生活に彩りを加えるか、ホームスクーリングにイベント的要素を加えるか、何かしらの工夫が必要な時代だなと思っています。
「学校へ行かない」もしくは「学校以外の勉強に興味がある」
っていう選択があることを、小さいうちから知っていることは少ないと思います。だから、親がそういう選択肢を知っているということは、たとえそれを選ばないにしろ、子供のためになる。他の道があることを知っているだけで、今の道をがんばって進み続けることができることもある。
ホームスクーリングと言っても、
いろいろな方法があります。他と同じように、お金をかければそれなりに快適に簡単にやれるし、費用をかけずにやろうと思えば、親や子供の工夫が必要になってきます。(この場合、英語でホームスクーリングをする場合。学校の勉強に関するオンラインの塾は他にたくさんあるので)
以下 えいごでのホームスクーリングを日本でやりたい場合にできることです。
1:DVDや動画などを用いたホームスクーリング教材、運営サイトを使う
ホームスクーリングを専門とした運営会社や出版社がいくつかあります。
親や大人が教えるための「ティーチングガイド」などもきちんとついており、それに倣って教えていくことで教師以外でも「教える」ということが可能。
また、DVDなど親が工夫しなくても、独学できる教材も最近は出てきているので、便利。
ただし、1学年20万前後のものもあり、高額。
2:無料で運営されているサイトを利用する
世界には、ホームスクーリングが進んでいる国があるので、そういった国では個人でサイトやブログを立ち上げている方もいます。
中には無料で内容を提供されている方たちもおり、そういったサイトを利用するのもよいでしょう。
ただし、サイトの有用性はご自身で判断しないといけないこと、専門のサイトのように体系的にまとまっているわけではなかったりするので(特定の科目のみなど)、ご自身の環境に応じて、必要なサイトをリサーチしていかないといけません。
費用の面では、ネット環境があればできること。また、プリンターがあれば(個人使用に限っての)「書く」ことを利用する学習法もできるのでさらによいと思います。
3:市販されているホームスクーリングテキスト・ツールを使う
Amazonなどでも、英語のホームスクーリングテキストは各学年、ティーチングガイドともに、たくさん出ています。
ただし、日本のサイトでの価格がかなり上乗せされているように感じます。
元の販売会社のサイトなどを訪問してみると、海外なので配送・税等かかった後の値段ははっきりしませんが、それほど高くありません。この辺、ホームスクーラーがまとめて買って、お子さんの勉強したい学年が終わったら、他の家庭に回す、とかができれば一家庭あたりの出費も高くなく、利用できると思うのですが。。。(後ほど詳細リサーチ予定)
ホームスクールでは難しい理科のキットなども販売されており、薬品を使うものでなければ、学校より楽しい実験ができそうです。
※個々のサイトや、テキストについても少しづつこれからご紹介予定です。