これからの学び

休校での一時的なホームスクーリング擬似体験(家庭学習)のポイント

日本ではまだあまりホームスクーリングの概念は広がっておらず、休校措置の間のよばれ方もおそらく「家庭学習」「自学自習」「アクティブラーニング」や「探求学習」などでしょう。
よびかたは違っても、まなびという点でホームスクーリングの一種であると考えると、役立つ情報はたくさんありそうです。

ホームスクーリングは海外のほうが進んでおり、様々なコミュニティ・サイトが存在します。
そういったサイトの情報をご紹介しながら、日本でも応用できそうなことをピックアップしていきたいと思います。(*以下のサイトからは日本語で紹介することの許可は頂いています)

多くの家庭にとって予定になかったホームスクーリング

海外で日本よりホームスクーリングが進んでいるからといって、やはりほとんどの教員は「遠隔学習」「ICT教育」の技術は備えてはいません。

しかし外出をしないようにしながら、学習も止めないようにするには、全員がネットにアクセスできる環境なわけではないことも含め、可能な選択肢をできるかぎり模索する必要があります。

いままでホームスクーラーではない家庭が、初めてホームスクール(一時的にしろ、自学自習という意味で)するのに大事なポイントをいくつか見ていきましょう。

一時的にホームスクーリングできるかどうか

まだまだ学校再開の目途が立たない現在、勉強の遅れが気になる家庭もあるでしょう。
その不安を和らげるためにも一時的なホームスクーリングは有効ですが、時間つぶしのドリルなどの勉強から、「ホームスクール」という能動的な学びに移行するのに、考慮すべき点がいくつかあります。

ホームスクーリングをするのに親はなにをしたらよいのか

ホームスクーリングの形態は家庭によっても違うし、様々なホームスクーリングの方法があります。
お子さんにどんな方法が合うのか、必要か、を判断するのにまず時間がかかります。

ワークシート(ドリルのようなタイプ)をやるのが楽しそうか。
テクノロジーを使った学習が好きそうならオンライン学習が合うのかもしれません。

・どのような学習方法を選ぶか(テキスト・オンラインなど)
・どのようなスケジュールで進めていくか
・成績や学習記録を残しておくにはどうしたらいいか

などを考えつつ進める必要があります。

ホームスクーリングはどのようなものか

もともと、ホームスクーリングの形態は家庭ごとに違います。
従来のイメージの在宅学習を中心に行なう家庭もあれば、自然のなかで関心を持つことへの研究などをするかたちもあります。

ただ、今回の休校措置の場合、あくまでも「一時的な」ホームスクーリングです。
簡単な方法で導入するのをお勧めします。
オンラインカリキュラム等であれば、学校が始まったら中断したところから進むことができるので、スタートすることも、終わることに関してもシンプルです。

一時的なホームスクーリングの始め方

・こどもの学習スタイルと動機を理解しましょう。(クイズを使って診断できます。)
・目標と学習スタイルをサポートできるオンラインカリキュラムを選びましょう。
(日本でも現在は多くの家庭学習カリキュラムが出回っています)
・どこでやるか、カリキュラム、毎日のスケジュールなどを整理します。
(毎日のスケジュールの例 youtubeリンク

いままで通り進めつつ、補助的な学習リソースだけを使うことも可能です。(カーン、Outlook、Prenda、さらにunschool.schoolをチェック)

まとめ

国によって多少事情は違うので、日本に該当しないところは省きましたが、
根本的な考え方や心配ごとは共通のようです。

学習リソースに関しては英語が可能な方(家庭)は海外のサイトも参考にしてみてください。
日本語での学習リソースは別途まとめます

出典 https://www.homeschool.com/blog/emergency-homeschooling-solutions

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まなびが苦手ではないはずなのに「学校」というなかでの学びによって、苦手になっていくのはもったいない。 家にいながら世界に触れて世界を知りつつも、それぞれの子なりの学びの方法やペースで成長していけるような環境を提供していければ、自分の経験や通信制高校・大学、海外のまなびの情報を提供しています。