基本的に高校以上は、自分で払える範囲で通いたいと思っていたので、通信制に辿りついています。
高校入学時は、通信制高校の存在を知らなかったこともあり、普通校に進学、卒業しましたが、「知る」ということは改めて大事だなとおもっている点でもあります。
進学校でしたが高2のときには辞めたいと思っていました。留学という手もありましたが、そんなに裕福な家庭でもなかったのと、通信制の存在も知らず、勉強自体は嫌いではなかったのでそのまま卒業まで在籍しています。
とはいえ、「大学進学」には関心がなかったのと、「やりたいこと」がはっきり決まっていないのに何百万という金額と4年という時間をかける意味を見いだせなかったので、大学進学はとりいそぎせず、バイトを始めます。
進学校ということもあり、「意味がないと思うので進学しません」という論法は通じないことは理解していたので、センター試験含め、受験は一通り経験。
受験勉強自体の経験は積んでいます。
高校卒業後、しばらく学習塾でバイトをし、ある程度貯まったところで、半年遅れで慶応大学の通信教育部に入学。夏期スクーリングで年一上京するスタイルで。
ちなみにスクーリング代含めて、保護者の名前でしたが(当時まだ10代)教育ローンは組めました。地方銀行の。
これで夏期スクーリング代を心配せずにあらかじめ確保して学習を進めることができました。ほんとうは通年スクーリングを狙っていたため、それに教育ローンの部分を使おうと思っていました。
返済は実際、こどもが生まれてからも続いていたので、まあ今までのところある程度は自分で稼いだ分で学ぶ、というのは大学以降は達成されているのではないかなと思っています。
無意識の選択として、たぶんこのサイトで無料、もしくは安価に学べるものを紹介しているのは、「自分サイズ」で費用をかけて学べる、というところに重点を置いているからだと思います。
親や家族に出してもらうのがダメ、という意味ではなく、例えば今から医学部に入りたくて医者になりたくて、家族が貸してくれたり借りてくれたりするなら感謝して借りると思います。
自分のペースで、申し訳なさ感や払ってもらったから違うな、と思っても変えられないという縛られ感なく学びたいということ
そして、基本的には自分のまなびは自分で完結したい(お金を貯めるや、我慢するが非効率ではない場合を除き)
ので、基本的には「ちゃんと学べるけれど」安価や無料、使う側の活用次第、という情報をメインに提供しています。
慶應通信は結婚・出産で中退しています。といっても、2回引っ越ししている間に、更新手続き書類が転送されず、気が付いたら時期が過ぎていて、子育てでそれどころではなくなってしまったのもあります。
最初は、通年スクーリングまで目指していたのでドロップアウトに自己否定感いっぱいでしたが、今はそうでもありません。
というのはドロップアウトしたことで、なにかいずれ達成しなくては、という向上心に繋がっているからです。コンプレックスというか(いまはそうでもない)そういうものが、ただの日本の通信制大学じゃなく英語で学べるのないかなーというリサーチに繋がり、Uopeopleへの在籍に繋がった。
[pz-linkcard-auto-replace url="http://homeschooler.link/uopeople-courses/"]
そして、いまも何か探している気がします。
Uopeopleへの在籍で、日本とは違う「学びのスタンス」を知れたことは良かったし、休校問題以前にオンライン教育というものは日常的になっていたのもプラスでした。
そして、Uopeopleを辞めた(戻るか悩み中)こともプラスになっています。
学びはどんなに高等な内容であっても、合う合わないがあり、学習者が主役で選択肢ていいものだ、ということを実感するようになったからです。
本来、義務教育も幾分そうであればいいのですが、少なくとも自分で選べる(やらないことも含めて)高等教育に関しては、「やらされる」「初志貫徹」にこだわらなくてもいい自由と責任を伴うものだと感じています。
だから、不登校やホームスクールも、大人になる前からもっと学びの審美眼を持つうえでは必要だと思うし、学校も学校が合う人には必要。選択できる自由、として認められてもいいと思っています。それに伴う責任は(保護者含め)背負うのだから学校がどうこう言う問題ではない。
いまは日本のなかでもいい通信制(やりたい分野の)があれば、とおもっているし、大学に拘らずいいコンテンツがあれば、とやっていきたいです。
だたやはり到達目標というか、区切りや達成感として、子育てがひと段落したら、どこか卒業までちゃんとやりたいというのはあります。
そのとき、やりたいことを学んで卒業したいので、いまはどれにちゃんとお金をかける価値があるのか、ちょっとずつ足を突っ込んで確認している段階です。
通常の費用ではあるが、オンラインコースを置く大学も増えてきました。感染対策の一部としてでしょうが、留学など気軽にできない居住地を移せない学習者にはプラスです。
学費を稼ぐ、ことだけに主眼を置けますから。
自宅、自分のホームグラウンド(住所地、地方)で学習できるコンテンツを中心としているのにはそういうわけもあります。
本来、学ぶために行っている留学でも、それ以外の「生活」の部分で疲弊して学びを諦めてしまう、そんなこともよくある気がします。もちろん、カルチャーショックに慣れることや、異文化のなかでの苦労も大事なことです。
ただ、一気にやってきたり、学びのレベルがエネルギーを集約しなければついていけないモノだったりすると、できるだけ「本分であるまなび」の部分にエネルギーをかけたいものです。
単位を落とす、という心配もありますが、日本と比較してスコア(GPA)の評価が厳しい海外大学、できるだけいいスコアでこなしたいというのもあります。
そういうときはできるだけ、他の要素は減らしたいし、そういう意味でもオンラインや通信制という選択が広がることはいいことだと思っています。
地域格差、環境格差、で学歴を諦めるのではなく、
お金(学費)を通学よりは安い分まず貯める
英語力をアカデミックレベルに
の2つの明確な努力をすれば、始めることはできる。いまの教育のなかで、一番「教育機会の平等」に近いものではないでしょうか。
頑張る、という漠然としたものではなく、英語力もお金も数字でわかりやすく計れる。そして入れるかどうかも、運ではなく、スコアや金額でわかる。
卒業できるかは本人次第だし、すべてがオンラインでなくてはというわけではなく、学歴に関してオンラインである程度できたら、能力があれば(格差に関係なく)学ぶことができ、それ以後のキャリアは、リアル・オフラインに広がりを持たせていけばいいのではないかなと思っています。
そんな理由でオンライン・通信制中心の情報をご紹介しています。
通信制高校の情報についてはサポート校運営の経験から若干情報を入れていますが、基本的には年に数日のスクーリングが義務であり、広域通信制でも、現在県をまたいだ移動をあまりしないほうがいいという状態も含めて、参考程度に紹介しています。
日本の高卒、という学歴にはなりませんが、海外の高校へ在籍する、という方法もなくはないのでのちのちまとめてみたいと思います。
(注:その場合、大学まで卒業していなければ、日本では中卒、ということになります)
これからテレワークが進んでいくと、ジョブ型雇用になっていくことも考えると、どこを出たか、よりも「何ができるか」がメインとなっていく時代。
もちろん、よい学歴を持っている上に、いろいろできる、がいいのですが、学歴より学習歴、なにを学んできて、何ができるか、がポイントとなってくる。そういった視点の情報も織り込んでいきます。